介護職の妊娠中の仕事について
介護職は女性が比較的多い傾向が見受けられており、若い世代の女性職員の中には仕事中に妊娠することも少なくない。ただ介護職の仕事は身体面に大きな負担をかけてしまうものが多く、妊娠することで通常の業務ができなくなってしまう可能性がある。特に夜勤は妊娠中の体に負担がかかりやすいため、時期によっては避けなければいけない仕事の一つだ。このため介護職が妊娠してしまった場合は、その期間中の仕事のやり方や働き方を見直していかなければいけない。例えば身体介護では重いものを持ったり支えたりすることはできないので、全体的に避けた方がいいと考えられている。また転倒のリスクが高い入浴介助も、妊娠中は避けるべき仕事だ。
このような点を踏まえて妊娠中の介護職の仕事としては、記録に関する業務や見守り業務などをはじめとした負担の少ないものを中心にすることが大切である。ほかにも可能であれば事務作業に集中するなど、できる限り安静かつリスクの少ない仕事を行うことで妊娠している介護職はもちろん、周囲で働く介護職も安心して仕事をすることができるのだ。また勤務時間も日勤帯のみとして夜勤から外してもらうようにしたり、必要に応じて時短勤務に切り替えてもらうなどの対応も必要になる。
職場によってはこのような働き方が難しい場合もあるので、複数の事業所を抱えている職場であれば妊娠中は異動させてもらったり、どうしても負担の少ない仕事ができない職場なら早めに産休に入るのも働き方の一つだ。